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甲状腺機能亢進症が腎不全を隠している?

10-04,2015


私が最初にぶちの血液検査を受けたとき、

「腎臓の数値(CRE,BUN)は検査上正常範囲ではあるが、
甲状腺機能亢進症がある場合、腎臓の不具合が隠れてしまう可能性がある。」
と獣医師に言われました。
難しくてなんだかわからないというか、細か過ぎるような気がし、とりあえずはあまり気にしませんでした。
ともかく数値上は問題ないのですから(腎臓については)。

しかし少し調べると、甲状腺の治療に際して腎不全の潜在性は、必ず念頭に置かれる事とわかりました。
それは別に難しい理屈ではないのです。

甲状腺機能亢進症によって、体内の代謝自体は高まります。
その事で、本来なら停滞している腎臓の活動(腎不全状態だった場合)が活性化させられているため、血液検査上は正常な数値として見られる。
という事になのです。

これって「無理矢理動かされている。」と見る事も、
「必要があって代謝過剰になっている。」と見る事もできますね。

重要な事は、甲状腺機能亢進症の治療を始める > 代謝を普通の状態に戻す。
事で、腎不全が表に出てきてしまう(腎不全状態だった場合)。それを考えなければいけないという事です。

ぶちのケースでも、メルカゾールの投薬開始後、最初にモニターしたのは、T4の値ではなく、腎臓の数値(CRE,BU)でした。
もしもここで数値が上がり、腎臓病が潜在化していたという事になると、原則的には甲状腺機能亢進症の治療はできないという判断になります。
症状としては腎臓病が具現化してしまう事のほうが重く、優先度が高いからだとの事です。
腎不全の場合、状況によっては尿毒症など生命に及ぼす危険度が高いからです。

投薬から2週間後、ぶちのBUN、CREは正常でしたので治療続行となりました。

ここで、腎不全だけ特別に取り上げられるのは、ご存知のように高齢猫にとって腎不全は宿命とも言うべき疾患率の高い病気だからですが、この理屈って、腎臓に限らないのではないか?と当然考えられますよね。実際、肝臓の数値がこれで悪化するケースもよくあります。

担当された獣医の方の中には、自分の猫も甲状腺機能亢進症を持っているけども、心臓に問題があるため治療はしていない。できない。と話してくれた方もいました。
逆に、複数の薬を併用する事で、腎臓、肝臓、心臓、高血圧などの数値のバランスを取りつつ、甲状腺の治療をされている飼い主さんもいます。
ACE阻害薬などを降圧剤として併用されるケースは多いようです。こういう治療になると、相当に医師との信頼関係や飼い主さん自体の知識が高くないと難しいと私は思います。

ともかく、過剰代謝が必ずしも今の身体にとって悪とは言い切れないのが、この病気の難しさです。

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猫の甲状腺機能亢進症と脱水

09-30,2015


この病気について回る問題として、脱水しやすい状態であるという事が言えます。
代謝が過多になる訳ですから、当然体内の水分も相当消費します。
実際、ぶちは当初、脱水症状になっていました。

(ぶちの様子は明らかに異常だったのですが、私がそれを脱水と結びつける事ができませんでした。
ただ医者もぶちを見てそれくらい想定できたんじゃないか?という気もしていますが)

故に、定期的な皮下輸液を勧められる事も多いと思います。
1回2000円~3500円くらいでしょうか?
週1でも月にすると、これだけで1万円は行く事になりますね。

高齢猫の病気では、腎不全など他にも輸液は欠かせないケースが多いでしょう。
自宅で毎日輸液をされる方もいます。(医師に指示されてではなくです。)
輸液というのは、脱水予防のために水分補給するという以外にも、
解毒の促進や、
体内のPHが調整される事で、痛みを軽減する効果もあると聞いた事があります。
輸液で猫が元気になるのはこれも関係ありそうですね。


それはそれとして、私には基本的な疑問がありました。
日々の投薬によって普通の代謝量に抑える治療をしている訳ですから、普通の水分摂取量ではダメなのでしょうか?
たしかに猫は水分摂取自体が少ないですが、輸液が更に必要なのでしょうか?

これについて医師からは、
基本的に脱水しやすい状態にあるという理由で、一定間隔で輸液する事を進められましたが、
「輸液を兼ねて週一くらいは様子を見せに来なさい」
という事ではないか?と解釈していました。
それはそれで理解はできますが、できるだけ通院はさせたくないですからね。

またホリスティック系のショップに相談したときは、
主に解毒促進として、できるだけ毎日輸液した方が良いとアドバイスを受けた事があります。
その場合はもちろん、自宅輸液という前提になります。

高齢である事自体、体内水分は少ない訳ですから、
病気の治療という目的外においても、皮下輸液というのは意味があるんだなというのは解ります。
甲状腺機能亢進症の場合、投薬で数値を抑えていても、それで完璧という意味にはならないでしょうからね。
状況的に可能であれば、週1くらいの輸液通院はあっていいかなと思います。


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猫の甲状腺機能亢進症 費用はどれくらいかかるか

09-28,2015


治療にかかる費用はどれくらいでしょうか?
とにかくこの病気は毎日投薬を避けて通れないのと、
特に初期は定期的な検査(モニター)が必要になるため、
そこそこお金は要りますが、普通の家計を圧迫する程ではないと思います。

投薬:日本ではほぼ、メルカゾールという錠剤を使用しますが、
これが一錠で400円位だと思います。
と聞かれるとメチャクチャ高いように感じられるでしょう。
たしかに人間の場合は一日に何錠かを服用されるケースが殆どですので、
かなりお金がかかります。
海外からメルカゾール相当の薬を個人輸入して費用を抑えよう。
とされる方の真摯な問題をネットで見かける事もあります。

ただ猫の場合は、どんなに多くても一日一錠ではないでしょうか。
通常は、1/4錠か、1/2錠を一日2回に分けて飲む事になると思います。

ぶちの場合は、T4がかなり高めの8.9でしたが、
一日1/2錠の服薬で、基準をやや上回る位の4.2まで落ち、
その状態を維持する事になりました。
(T4正常値の範囲というと、0.6〜3.9辺りになりますが、厳密にこの範囲でなければいうものでもなく、そのために投薬量を増やす位なら多少代謝が多めにしておく方を取られる医師も多いと思いますし、私も同意します。)

1日200円として、月6000円になります。
元気でいてほしい我が子のケアと思えばそう高いものではないですよね。

検査費用:これはどこの病院でも高いと思います。
通常の血液検査が4000円〜7000円位。
更に血清中のホルモン測定を外部機関に依頼する検査費用は、10000円近くします。
投薬の適正量を決めるためには、当初これを2週間毎位に繰り返し、モニターしていく必要があります。

しかしながらです。
上記の値段は、例えば血液検査なら、全項目を測定した場合の費用。
つまり、採血と検査は別なのです。
例えば血液検査において、腎臓の値(BUN,CRE)を測るだけなら、2/3以下の料金になると思いますし、T4検査用に採血だけなら更に安いでしょう。

また、T4検査にしても、TSH,T4,FT4あるいはFT3など、
最初は全ての項目を測るため実際10000円かかりますが、
T4のみをモニターするのなら、やはり2/3位の値段で済むと思います。
ぶちの2回目以降の検査はT4のみでした。

実際、その辺は医師が気を利かせて、必要のない検査項目は省いて設定してくれる事が多いと思います。
ここまでで、月1万円弱はかかる事になりますが、
適正値が見つかった後は、検査と検査の間隔はかなり空けられるか、特に飼い主から希望がなければ、やらない事も多いと思います。

という事で、初期費用はそこそこ見なければなりませんが、
安定してからは、基本的にメルカゾール代と思っていいのではないでしょうか。


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高齢猫が痩せる・・甲状腺機能亢進症

09-26,2015


高齢猫の痩せが気になってくる、真っ先に疑われるのが腎臓病、糖尿病。
このふたつは人間の世界でも主要な病気ですが、
もひとつ、気にしなければいけないのが、甲状腺機能亢進症です。

猫の病気に接している方にとっては聞き慣れた病名ですが、
一般にはまだあまり馴染みがなく、
これまで健康で、病気について特に気にする事もなかった飼い主さんには、
初めて聞く事も多いのではないでしょうか?

愛猫ぶちの基本疾患がこれでした。
よってこの病気について語ればそれは長くなっていまうので、
ここでは、その診断方法と基本的な治療方法についてのみ書きます。
また、ぶちの死因がこの病気かどうかも、私には判っていません。


この病気は簡単に言うと、

甲状腺ホルモンが異常に分泌される事で、
内蔵の活動、代謝が活発になり過ぎてしまいます。
よってエネルギーを過多に消費し続け、体内機能が疲弊していく、
もしくは、それを促進してしまう。


こういう症状(病気)です。

よく「24時間マラソンをしているのと同じだ」と表現されます。
当然、痩せます。水分も消費します。
もちろん人間にもある病気ですが、厳密にはバセドー氏病と同一ではありません。
バセドー氏病とは、甲状腺を刺激する自己免疫疾患。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンの異常分泌を指します。

つまりこれ自体が死に直結するという病気ではありませんが、
それに至る、様々な合併症を起こす要因になり得ます。
何より体内の機能が疲弊していくのです。
歳をとるとはそういう事ですから、それを促進する、
寿命を縮めているといっていいかもしれません。

ただこれよりも重要な病気、腎不全、心臓病等を持つにゃんこの場合は、
治療は見合わせられるケースも多々あります。

直接的な原因は、甲状腺の肥大によるものとされますが、
ではなぜそうなるのかについては、獣医学に於いては不明とされており、
予防策というのも特にありません。(一般論です)
また、高齢になると発症が多いという特徴は定説となっています。

私自身、勉強不足でしたので、痩せ過ぎか気になって病院へ行くまでは、
この病気については殆ど何も知りませんでした。
たしかに「猫の病気」に関するどんな本にも載っているのですが、
過去、気にした事はありませんでした。

甲状腺機能亢進症:症状と診断 
甲状腺機能亢進症:治療方法

そして別途詳しく書きますが、
甲状腺機能亢進症にとって一番併せ持ちたくないものが、
口内炎です。

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猫の甲状腺機能亢進症 症状と診断

09-26,2015


腎臓病などと比べ、見落とされやすい病気です。
発症していたとしても多くの場合、病気らしい徴候が出ません。
故に飼い主が気づく、疑う事もあまりありません。

代表的な臨床状況として、
・食べる割には太らない。
・年齢の割に活発である。
・情緒不安定、気性が荒れやすく攻撃的。

等があげられますが、
これらを感じても殆どの場合、年齢の割に元気である
という総合判断になり、見過ごされてしまうのです。
また、
・被毛の異常(もつれる、斑点状の脱毛、異常なグルーミング)
・多飲、多尿
・下痢、嘔吐

などもありますが、不調であればどんな病気でもあり得る症状ですし、
腎臓の値が問題なければ安心。。で終わってしまう事もありますね。

更に、甲状腺自体の肥大が直接的な原因とされますが、
私たちが猫の甲状腺を触って、異常を認識できるか?というのも難しいですよね。

診断についても一癖あります。
例えば腎臓病は血液検査のCRE(クレアチニン)、BUN(尿素窒素)
それぞれの値で診断されると思いますが、
甲状腺ホルモン値というのは、通常の血液検査では見れません。

多くの獣医では、血清を外部の検査機関に依頼し、
TSH(甲状腺刺激ホルモン)、T4(サイロキシン)、FT4(遊離サイロキシン)
を測定します。TSHが低く、T4,FT4が基準値より高ければクロです。
実際にホルモンとして体内で作用するのが、FT4になります。

(ぶちの場合、T4=8.9、FT4=6以上、TSH=0.02未満でした。
TSHというのは脳下垂体からの指令になりますが、そもそもの分泌量が多いために、
これが減少するのです。フィードバックと呼ばれる事もあります。)

これに、触診やレントゲンによる甲状腺自体の検査を加えた総合判断。
という事になりますが、実際はT4等の値のみでの診断が多いと思われます。

つまり最初の検査、問診、猫の様子から疑う事をしない限り、

T4の検査自体に繋がらない > 診断できない

という事になります。だから予備知識として知っておく事が大切ですね。
日本で最初に確認されたのが90年代との事ですので、
獣医師によってはひょっとしたら、スルーしてしまうかもしれません。

ぶちの血液検査では、BUN,CREは問題なかったのですが、
肝数値ALT,ASTが規定以上になっていました。
これとぶち自身の痩せている状況などと併せて、
肝臓そのものではなく、甲状腺機能亢進症を、医者は疑ったのです。
たぶん多くの事例からそう見たのでしょう。
このALT、AST値で甲状腺を疑う事はよくあるようです。

ただ、ぶちの場合は痩せているという以外、上記のような臨床症状は見られず、
私は当初半信半疑でした。

食事の量はむしろ減少、
活発でなくなって来た事の方がむしろ心配、
気性が荒い、突飛な行動が出るなどの事はない、
などからこの病気の可能性については、半信半疑でした。
ただ激痩せし、食事もままならないという現実に手を打たなければ、
という思いで、検査は受ける事にしました。

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猫の甲状腺機能亢進症 治療方法

09-26,2015


腎臓病、糖尿病など同じく、完治はしない病気とされています。
高齢猫の病気で、医学によって治るものなど殆どない。
と言うか医学が目指している方向自体、違うような気がします。

治療には、
・投薬治療
・甲状腺摘出
・放射線治療

が挙げられますが、基本的には投薬になると思います。

甲状腺ホルモンの生成を阻害する薬(日本ではメルカゾール)で、症状を抑えます。
ヒトの場合は、何年か継続する事で治るとされていますが、
猫については、生涯継続と言われています。

治療開始にあたっては、先ず適正な投薬量を探していく事から始めます。
当初は最低量から初めて、数週間事にT4(サイロキシン)の値をモニターしながら、
T4が正常数値内に収まる投薬量を決めていきます。
後はこの量を継続していく事になります。

ここで気がつきますが、
この治療はあくまでホルモン抑制によって症状を抑えるだけであり、
病気そのものを取り除くものではないんですね。
薬も毎日の服用が必要になります。

甲状腺摘出という外科手法もありますが、
現実的な選択肢としては非常に少ないと言えます。それに関しては後述しますが、
要は殆どの場合、患畜は高齢猫なんですよ。

放射線治療(放射線ヨード)については、日本ではやっていないと聞きます。
先進的な一部の獣医さんでは例があるかもしれませんが、
一般に私たちの周りにある病院では、選択肢にないと思います。

最後に、甲状腺の素となる、ヨウ素を抜いた療法食
というのも数年前から出てきていますが、
これは生涯そのフード以外のものを口にしてはいけないという事になり、
私的には、QOLを考えたときに、選択肢にはなりませんでした。
ただ、投薬を続けるよりはそちらの方が望ましい。
という考え方もあるとは思います。

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